記憶を消すことについて

5、6年くらい前から、嫌な記憶を消せたら幸せになれるのになあ

と思っていた。

昨日、ここに書いて

今日、さらに考えた結果

記憶を消しても、幸せにはなれない。

という結論が出た。

 

もし、不幸の記憶が無かったら

不幸と比較して感じる幸福、を感じることができない。

例、仕事の日があるから休日が幸せ

不幸の記憶が無かったら、幸福な記憶しか残っていないから

これから起きる幸福なことを、当たり前に感じる。

例、生まれたときからずっと金持ちな人が金持ちに出会う

幸福が当たり前だから、幸福が続いても何も感じない。

例、毎日しゃぶしゃぶ食べてる人にとってのしゃぶしゃぶ

これから起きる不幸なことに耐性が無いから

ささいな不幸で、人生のどん底にいると感じる。

例、今までずっと学年一位だった秀才が転校生に負ける

そもそも、不幸の記憶を消したことを覚えてないから

記憶が消えた喜びを感じない。

例、お母さんが知らない間に自分の部屋に掃除機かけてくれてた

 

結論

現在の感覚は、過去の記憶との比較。

現在の人格は、過去の記憶でできている。

記憶を消しても、幸せにはなれない。

嫌な記憶はなくならない。

良い記憶を作ることはできる。

人生は記憶作り。

自分の失敗はよく覚えている。

他人の失敗はあまり覚えていない。

失敗してもいい。

自分以外ほとんど誰も覚えていないから。